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冬季うつ病

毎年、秋から冬にかけて気分がうつうつとする…。でも春になると治る…。もしかすると、それは・・・「冬季うつ病」かもしれませんよ?

冬季うつ病は、ある一定の季節だけ症状が現れる「季節性うつ病」と呼ばれる症状です。比較的若い女性に起こりやすく、毎年繰り返し起こる傾向があります。

こんな症状が現れます

  • 気分が落ち込む
  • 集中力の低下や無気力感に襲われる
  • 長く睡眠をとっても、眠くてたまらない
  • 食事が炭水化物や甘いものに偏り、体重の増加が激しい…など

 

冬季うつ病では、抑うつ状態のほかに、眠気過食が現れるのが特徴です。

原因は?

冬季うつ病の原因は、冬の日照時間が関係していると考えられています。日照時間が短いと、眠気を引き起こすホルモン「メラトニン」の分泌されるタイミングがずれたり過剰になり、常に眠けを起こすと考えられます。また、うつ病の人に不足するといわれる脳内の神経伝達物質「セロトニン」も、日照時間が短いと減少すると考えられています。このため冬季うつ病は、極端に日照時間の短い北欧や、雪の多い地方などで多くみられ、日当たりの悪い部屋に住んでいる人も、冬季うつ病が起こりやすいといわれています。

治療法

  1. 高照度光療法
    高照度光照射装置を用いて、2500〜 1万ルクスの太陽と同じくらいの強い光を浴びる冬季うつ病の代表的な治療法です。
  2. 規則正しい生活で、積極的に日光を浴びる
    朝、きちんと起きてカーテンを開けて朝日を浴びる。午前中に外出して日光を浴び、夜は早く寝るように心がけましょう。
  3. 通常のうつ病対策も欠かさずに
    ストレスをためない。無理をせず、たっぷり休養をとりましょう。
  4. 食事を工夫する
    神経伝達物質「セロトニン」を増やすために、炭水化物を中心に、肉、魚、大豆などのタンパク質をかかさず、ビタミンB6を多く含む魚やレバー、バナナなどを積極的にとりましょう。

 

冬季うつ病は、春になると症状が改善するため、放置してしまいがちです。しかし、つらい症状を改善するためにも、思い当たる症状があれば、早めに専門医に相談することをおすすめします。


財団法人脳神経疾患研究所 附属総合南東北病院(福島県郡山市)

※掲載している情報は株式会社メディネット様より提供をいただいております。

社会福祉法人 南東北福祉事業団

総合南東北福祉センター(郡山市日和田町)

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